2024/1/2 彷徨うおせち

子どもの頃はおせち料理なんて大嫌いだった。
色々入ってるけど何を食べたらいいのかよくわからないし
ご飯のおかずにもならないし。
実家のお雑煮も好きじゃなかった。
我が家のはどこ由来なのか不明で、結局母に聞きそびれて由来は不明のまま。
おつおだしの澄まし汁なのに、餅を焼かずに煮るから少し濁るし
具が茹で里芋と茹でた水菜に柚子。
まあ、生まれた時からずっとそれだったのでそんなもんかと思ってたけど
どうやら他所のお雑煮は違うらしいぞという事を知ってからは
謎は深まるばかり。
おせちのお重も正方形の塗りじゃなくて、有田焼き、九谷焼きの円筒形のお重だったりして
やっぱり謎。

おせちって美味しいと思うようになったのは
結婚して自分でおせちを作るようになってからで
子どもたちでも喜んで食べられる事と、伝統も守ることを心がけていました。
そんなおせちを一番喜んでくれたのは夫だったから
彼が亡くなってからは作りません。

暗闇坂・宮下の四段重。

並べ間違えて、左から壱、参、弐、四の重。
塩味が少し強かったけど、おせちならこれくらいは普通か、まずまず美味しかったです。

イタリアンのラ・ロカンダ・デル・ピットーレ。

やっぱりおせちは日本料理
美味しかったけど、イタリアンじゃ無理があるかな。

この店って決められればそれが一番楽なんだけど
まだ数年はあちこちの店を彷徨うんだろうな。